やぶはな

Everybody Needs Somebody to Love.

脳漿沸騰中。

<業務連絡>
昨日ラジヲを聞いてて拾ったネタ。
パトリック・ガルバレス(Patrick W. Galbraith)さんって東大の学生さんが主に外国人向けでアキバツアーをやってるのだってさ。
秋葉原サブカルチャー体験
hisexperience.jp/ja/index.php?option=com_content&task=view&Itemid=17&id=320
接待に使えばいいジャマイカ。
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そいえば、蝸牛の話は瞬殺だったのかな。買えなかったよ。アマゾンで予約はしてるのだけれど、数日遅れだってさ。
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先日、「LCCM建築デザインの潮流」ってテーマのセミナーに行ってきた。
LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)というのは昨年度から国土交通省でやってる「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」*1ってところ辺から主に住宅や新築建築物に対して使われ出した言葉なんで馴染みなかったのだけれど、要は建物を造って・使って・壊すまでのライフサイクルの中でカーボン排出量(主にCO2換算)をマイナスに持って行こう!っつーか、そしないといつまで経っても低炭素社会なんぞ詐欺師の口上ですよねぇ。って噺。
地球温暖化や排出権取引については諸説あり、どの「仮説」も胡散臭さはどうしようもないような感じになってるのだけれど、その場の「感じ」で自分の「ノリ」の良い方に流れてあれこれ言うことについてはどうでも良くて、単純に消費エネルギー量は増えてる。それは生活の仕様が変化してるのだから是非に及ばず。その負荷が環境への影響となってるのは事実なんで、極端に振れないようにエネルギー消費量を減らす方向に持ってく。で、いいんじゃないのかな。
あと、地球温暖化がどうのという議論については少なくともipccの論文数と、それに反する論文とか軽くでも目を通すのが筋じゃね?とか。そんな暇ないかもしれないけどさ。
話をもどして、セミナーなんだけれど、発表者はそっち方面では村上周三さんと同じく、wgやら書籍やら何やらに必ずといって良いほど出てくる慶応の伊香賀さん。時間は40分と短く、毎度おなじみのCASBEE*2の説明は省略、ついでに質疑が設けられてなかったのは残念でした。ついでに、どこのカメラマンか知らないけど、フラッシュがうぜーんだよ!シャッター音も切っとけよ!デジタルだろ!っていう中身なんてどうでも良さそうな報道関係者もいて不愉快。もひとつ、会場なんだけれど、奥行き無いのにスクリーンが上過ぎて常に見上げる感じが肩こるわ!と、メーカーの展示会おまけとはいえ運営側ちょっと杜撰じゃね?
さて、中身はまとめるのメンドクセイので以下に箇条書き程度にメモします。
・低炭素社会づくりの諸々の流れ
 2008.07.29:低炭素社会づくり行動計画の閣議決定*3→2050年までに2005年比60~80%削減
 2009.06.10:麻生総理 中期目標発表*4→2020年までに2005年比15%削減
 2009.07.10:「ラクイラ・サミット 内外記者会見」*5→先進国は2050年までに現状比80%以上削減
 2009.09.22:国連気候変動首脳会合における鳩山総理大臣演説*6→2020年までに1990年比25%削減(=2005年比30%削減)←政権交代前の2倍の削減量
・「カーボンマイナスオリンピック・東京」*7を謳う日本→2016はリオ五輪
・CO2排出削減ポテンシャルの民生部門(建築)での期待値は大きい
・海外の低炭素化対応
 EU:建築物のエネルギー性能に関わる欧州指令EPBD*8の見直し。国内法による売買表示義務化
 英国:ゼロカーボン化
 仏国:「環境グルネル懇談会*9(2007.10)」にて、2020年までにエネルギー・ポジティブ(エネルギー生産量が消費量を上回る)を義務付け
 米国:Architecture 2030 *10→LEED*11(Leadership in Energy and Enviromental Design)の義務化→新築でゼロエネルギー化
・英国のゼロカーボン化スケジュール
CSH:Code for Sustainable Homes*12
 2010年:新築住宅CO2を2006年比25%改善
 2013年:新築住宅CO2を2006年比44%改善
 2016年:新築住宅をゼロカーボン化
CSB:Code for Sustainable Buildings*13
 2016年:新築学校をゼロカーボン化
 2018年:新築交響建築をゼロカーボン化
 2019年:新築建築をゼロカーボン化
・ゼロカーボン住宅の定義(税制優遇適用時の定義)
CSB基準の6段階評価
1:2006年比10%削減
   ↓
5:2006年比100%削減(暖房、給湯、換気、照明に関するゼロエミッション)
6:家電等の排出CO2を含めたゼロカーボン住宅
→評価範囲:隣地で生成したエネルギーも含める(ソーラー、バイオマス)
・ゼロカーボン住宅モデル(英国)
政府目標:2020年までにゼロカーボン住宅300万戸
「The Lighthouse*14」2008年完成
 ①採風口
 ②太陽熱・光パネル
 ③高断熱外皮
 ④バイオマス
 ⑤節水・雨水利用システム
・ゼロカーボン化コスト(英国グリーンビルディング協会の試算*15)
→約30%増。ただし、将来の普及により5-6%にまで下がるかも
・ロンドンの特別区 -BedZed-*16
・ワシントン「zHome」*17
 ①超高断熱外皮
 ②太陽光パネル
 ③地中熱利用ヒートポンプ
 ④雨水貯蔵
 ⑤FSC認証木材
・国内:長期目標2050年60~80%削減→環境負荷低減→ストック型社会へ
・中長期的視点に立った住宅・建築物における環境対策のあり方*18
→評価ツールとしてのCASBEE
・国内C2排出量の40%が建築関連
・建築関連CO2排出量の2050年までの予測*19
1998年以降の全ての新築建築物で30%省エネ、改修建物15%、耐用年数3倍延伸対策推進、電力CO2削減努力
→普通にキツイ目標だね☆
・CASBEEの評価でCO2推進モデルの補助金とかなんとかのチェックするってさ。でもさ、現時点でその評価が税制優遇とか特に無いわけで・・・
・国内事例:梼原総合庁舎とか
*1:「LCCM住宅の開発/普及の推進
www.mlit.go.jp/common/000049823.pdf
*2:「CASBEE建築環境総合性能評価システム
www.ibec.or.jp/CASBEE/
*3:「第21回地球温暖化対策推進本部の開催結果と低炭素社会づくり行動計画の閣議決定について
www.env.go.jp/press/press.php?serial=10025
*4:「麻生内閣総理大臣記者会見「未来を救った世代になろう
www.kantei.go.jp/jp/asospeech/2009/06/10kaiken.html
地球温暖化対策中期目標6案
www.kantei.go.jp/jp/singi/tikyuu/kaisai/dai09/09sankou.pdf
*6:「国連気候変動首脳会合における鳩山総理大臣演説
www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/21/ehat_0909.html
*7:「2016年東京オリンピック基本方針〈概要版〉
www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2006/05/20g5f201.htm
カーボンマイナス・オリンピック~持続可能な都市開発への挑戦~
www.mri.co.jp/NEWS/column/eco/2009/2008257_1604.html
*8:「EPBD(建物のエネルギー性能にかかわる欧州指令)建物枠組み: 総合的な背景と活動
www.buildup.eu/publications/2751
*9:「フランス大統領が発表した新たな環境政策(環境グルネル懇談会)
www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/1011/1011-10.pdf
Le Grenelle de l’environnement
www.legrenelle-environnement.fr/spip.php
*10:「Architecture 2030
www.architecture2030.org/
*11:「米国のグリーンビルディング評価制度
www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/979/979-03.pdf
U.S. Green Building Council
www.usgbc.org/
*12:「Code for Sustainable Homes
www.planningportal.gov.uk/uploads/code_for_sust_homes.pdf
*13:「DRAFT OUTLINE OF THE CODE FOR SUSTAINABLE BUILDING (CSB)
www.berr.gov.uk/files/file14037.doc
*14:「Kingspan Lighthouse design
www.bre.co.uk/page.jsp?id=959
*15:「green building」(たぶんこの辺)
www.greenbuilding.co.za/index.php
*16:「BedZed
www.bioregional.com/what-we-do/our-work/bedzed/
*17:「zHome
www.z-home.org/
*18:「中長期的視点に立った住宅・建築物における環境対策のあり方 パブリックコメント
search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1030&btnDownload=yes&hdnSeqno=0000054776
中長期的視点に立った住宅・建築物における環境対策のあり方 についての中間とりまとめ(案)に関する意見の募集について
search.e-gov.go.jp/servlet/Public?ANKEN_TYPE=2&CLASSNAME=Pcm1060&BID=155090722&OBJCD=&GROUP=
中長期的視点に立った住宅・建築物における環境対策のあり方についての中間とりまとめ(骨子案)
www.mlit.go.jp/common/000041272.pdf
*19:「建築関連CO2排出量の2050年までの予測
www.env.go.jp/council/06earth/y060-46/mat04.pdf

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