やぶはな

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今日の読書メモ「メディアリテラシー」

昨日ひとつ仕事が終了。
9/23スタート→11/24エンド
けっこう図面かいたなぁ。
今日から新しいヤマを始めたけどまずは情報収集。
いくつかの企業の決算書と環境報告書、それにプレスリリースをDL。
インターネットって便利だわ。
でもその情報がホントかどうかどうやって確かめる?
ってなわけで前に途中までしか読んでなかった本を最初から読み始めた。
まだ途中だけど忘れないように気になったところメモっときます。
流入する大量の情報をどう扱うか、とりわけ子供とその親はちゃんと考えないと。
独り者がいくら一所懸命考えても子供がいないとわからないコトがあるみたいだから。
「メディア・リテラシー-世界の現場から-」
菅谷明子著
岩波新書680
1.イギリスのメディア教育
2.カナダの実践例
・若者向けミュージックビデオに頻繁に使用される暴力表現→「音楽における暴力」→番組の意図>批判的視点を身につけ、被害者にも加害者にもならないようにしなければならない。
・「パブリックイメージ」「女性のイメージ」>広告の作り出すイメージ→音楽専門局「マッチミュージック」>「ニューミュージック」番組を教材に→番組の流れに沿った教材を作製→配布>評判良し→エピソードごとの教材の作製
・「トゥーマッチ・フォーマッチ」>フォーラム形式(ミュージシャン、教師、生徒、音楽関係者他)+視聴者からのFAXと電話も受け付ける
・「メディア・テレビジョン」>社会のあらゆる現象をメディアというレンズを通してとらえる→メディアのプロセスを検証する番組手法を教材化
・番組の企画製作とメディア教師の連携
・教材>「学習ガイド」→インターネットでほとんどの番組について公開
・スポンサーとメディア批判番組の関係>個々の企業攻撃ではなく、メディアの仕組みを理解するためのもの(傾向を知る)。また、商品(製品、サービス)の露出がおおいわけだから+のはず。(制作者)>>>「大儀名文」になったらコワイ。「操作」の可能性を示唆。スポーツモノや動物モノがわりと批判的視点で見ない→従来より制作者(スポンサー)の意図した情報で固められている。
・テレビ局のメディア教育支援→インテリジェンスのある視聴者を育てる
3.アメリカのメディア活動
・子供によるニュース配信NPO「チルドレンズ・エクスプレス」>8-18歳のボランティアジャーナリストによる取材、執筆、製作。編集会議も禁大人。ただし、最終的な編成等は大人チェックはいる。
・学校でのメディア教育の限界(形骸化>自由で主体的なダイナミックな学びの要素の欠如>批判的視点の教育の次にある「一体どうすればいいのか?」という改善案の検討提示には至っていない(前向きな動機付けに至らない)>教師が子供に「教える」システムの中では子供の主体的思考を導きにくい)→別ルールでの取組み
・論文「メディア教育の理論的根拠」レン・マスターマン
「18の基本原則」
1)メディアリテラシーは重大で意義深い活動である。その中心となるのは、多く
 の人が力をつけ、社会の民主主義構造を強化すること。
2)民主的な制度や真の参加民主主義の確立は、どれだけ多くの人が主体
 性を持ち、メディアの送り手に必要に応じて変化を迫り、合理的な選択をし、
 メディアに積極的に関わることで、効果的にコミュニケーションをはかることがで
 きるかにかかっている。
   >この主張は世界各国の関係者に広く受け入れられている。
   →教育現場では、こうした思想に触れることはない。
    →現状にチャレンジしていくという点で革新的であり、批判的な市民を育成するとい
     う目標は体制側(学校教育関係)としては相容れない側面を持っている>政治
     的な判断(圧力)あり。→一時カリキュラムから取り除かれる(イギリス保守政権時
     代)。>「左翼」のレッテルを恐れる教育者>メディア・リテラシーが生涯にわたって
     身につけるべき主体的な能力であり、それによって民主主義の構造を強化するも
     のであるならば、学校教育での基礎的学習に加えて、もう一歩踏み込んだメディ
     アとの積極的な関わりがあってもいいのではないか?(P.132)
・NPOを中心としたメディア団体の取組み(学校教育とは別)
~つづく?~

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