やぶはな

Everybody Needs Somebody to Love.

アントニオ・カルロス・ジョピンはベン・ハーの夢を見るか

物語はその媒体が何であれ、綿密に張り巡らされた伏線がラストシーンに収斂していくという流れが好きで、本筋に関係無いディテールに突っ込みを入れたがるめんどくさい読み方・見方をしてしまいがちなのデス。
先日何気なく手に取った阿刀田高の「ギリシア神話を知っていますか」を読んだところ、ギリシア神話や其れを題材として作られた数多のエピソードでは、人間を揺さぶるような出来事が起こる事が重要であり、誰がどうしてそうなったかとか、細けぇ事はどうでもいいんだよ!という流れがあるそうだ。
腹ぺこ大作の「謎が謎を呼んで最終回。ジャン!」は真理なんだよ。たぶん。
というわけで、早速その辺を解説するために引き合いにだされた「黒いオルフェ」観ようと思うんだよ。

というわけで、早速DVDを買ってきた。
洋モノDVDが1枚で1,500円のところ、3枚で3,000円というサービスしてたから、ついでに「ベンハー」と「ブレードランナー」も買って来たw
帰路はずっとベンハーのテーマが流れっぱなしなんだよ!
早く黒いオルフェでボサノバ摂取しないと、顔の彫りが深くなりそうだw
実はアタクシ「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」は何度か読み返していたのだけれど、「ブレードランナー」は未見。このDVDは「~クロニクル」と題してあり、劇場公開版+劇場公開版完全版+ディレクターズカット版の同じ物語が3本も入っていて、お得感なんざ飽和して訳がわからないよ。先週、「ブレード~」の続編製作決定みたいなニュースも流れていたので楽しみなんだよ。
一方の「ベン・ハー」はタイムリーにも「神様のメモ帳」でネタにされたばかりではあるけど、そっちは関係無くて(そもそもレンジが3時間以上あるこの映画を全部観たとは思え無いのだけれど)、映画音楽特集とかの演奏会企画の選曲により、テーマ曲ありきで見始めたのだが、闘技場での戦車戦にだだはまり、何度もツタヤで借りて見た1本なのデス。しかも、当時はVHS2本組で、レンタル料金も2本分とられてやんのw今回のDVDも2枚組らしいけれど、1,000円で入手出来るなんて良い時代になったねぇ~。
そいえば、安いだけじゃなくて、アスペクト比も16:9に切り替わってて、というか、元々がシネスコープとかで撮ってたものなのだからワイド画面に相性あるのは当たり前だよね。アス比は写真でもハナから16:9で撮影するようになったし、4:3に戻る理由が無いんだよ。強いてやるとすれば、6×6の雰囲気を出すために1:1とかは面白いかもね。
ところで、ギリシア神話ってみんな異常性欲の変態ばかりで、周りを見渡せばみんな(穴)兄弟だし、(棒)姉妹だし。めんどくさくならないのかな?日本でも地方に行くとそゆところあるような話は聞くけどホンマかいな??


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変態といえば、某国民的海賊漫画に登場した「イワちゃん」ってRHSのドクター・フランク・フルターのパロディだよね。

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