やぶはな

Everybody Needs Somebody to Love.

先日マダムに「歳とって何か変わった?」と聞かれ「特に何も変わってない」と答えたけど、味覚だけは繊細になったと思わないこともない。

大変恐縮なのデスが、 「豆腐料理のラスボス」を謳う、豆腐めしこと「とうめし」を食べてみたくて作る。

とうめしとは何ぞや。
それはおでんの汁で豆腐を煮たものを白米に乗せて崩しながら喰うというものらしい。
前段階としておでんを作る必要があり、しかも手羽先を煮て汁を若干重くするみたい。
ということで、スーパーに行ったら手羽先が売って無かったので手羽元、ごぼう天、にんじん、出汁をとった昆布のおでんを作る。

美味い。

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でもって、おでんの翌日にとうめしを喰う。

レシピ元では豆腐一丁まるっと丼に載せるフォトジェニック(インスタ蝿)感が在ったのだけれど、鍋で煮た絹ごし豆腐をそのままの形を保って取り出すことが出来なかったのが残念。

葱とかつ節、七味を振り、おでん汁を掛け入れ、豆腐を崩しながら白米と一緒にかっこむ。

そいえばアタクシ、汁かけ系(ねこまんま系)の米を混ぜて食べるというメニューは、見た目もアレなので好きでは無かったのだけれど、想像を超える感情に訴えかける何かしらは全く無く、「たいして美味くは無い」のである。

そもそも、おでんをおかずに白米を食うという事に否定的で、茶飯やおじやであれば美味しく頂けるのに、とうめしもなんだか寝ぼけた味なのデス。

で、気づいたのだけれど、レシピ元ではおでんの汁のベースは「めんつゆ」を使用している。
今回アタクシはいつもの家おでんを作るとき同様に昆布と鰹節で出汁をとり、薄口醤油を主に味を調えた。
そもそも白米にめんつゆをぶっかけて喰うひともいるわけで、豆腐がどうのこうのでは無く、めんつゆをぶっかける言い訳をめんどくさい回り道(おでんにしたり、豆腐にしたり)を経ただけなんじゃないか疑惑。

とりあえず、とうめしは二度と作りません。

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