やぶはな

Everybody Needs Somebody to Love.

新ジャンル”ゲート系”

ETCとかいろんな機械がゴチャゴチャと並んでしまった為にその美しい姿を通して見ることの出来なくなってしまった高速道路のトールゲート。
なかでも「東名タイプ」といわれる、主に東名高速沿いのインターチェンジに建てられたプレキャストコンクリート製の庇モジュールをフレシネケーブルで連結した非常に薄いスラブのトールゲートに惹かれるのは、余計なものをそぎ落としたトップアスリートの身体のような感じを受けるからだろうか。(余談だが東北道や関越道のゲートは、見た目は同じに見えるけど片持ちの支持方法が変更され構造体がちょっとごつくなった別のタイプなのでセクシーさに欠ける)
しかし、チケットの自動発券とかの機械の増設やら、1995年の兵庫県南部地震後に設置された耐震柱、その後のETC機械類の設置、道路開通後38年間での度重なる補修改修増築などを繰り返し、構造体自体は大部分が残っているものの建設当初のミニマルな姿は望めない。
そもそも、ETCが普及率100%になれば原則として屋根は不要となりいずれは撤去される。もちろん、ケーブルを切断すれば連結した屋根のパーツが崩壊してしまうから撤去も容易ではないのだが。しかもインターチェンジとしての営業を中断せずにという条件もつくだろうし。
役目が終わって姿を消していくことはまぁいいとして、このゲートが担ってきたものをもう少しちゃんと評価してもいいんじゃないかなぁと思う次第。一応さ、コルビジェの弟子の一人である坂倉順三さんが設計(たぶん標準設計だと思う)したものだしさ。

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