やぶはな

Everybody Needs Somebody to Love.

冬はまだですか?

「死人にシナチク」ってあったよね?
古本探せば出てくるかな?
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「ゴールデンタイム」読んだ。
長丁場になりそうだけれど、万里・香子・ヤナ・岡・リンダ・二次元・NANAの「7者8様」の動きっぷりに期待しています。
同著者のシリーズ「虎竜」のときはキャラ立ちが強かったからかあまり気にならなかったのだけれど、主人公男が概ね普通であるからか、あるいは事故の影響か、生活感のリアリティの表現しどころに違和感を覚えるのは演出なのか、著者が女性だからなのか、続く物語に判断を委ねたい。
とにかく続きが気になるんだよ。ついでに導入部としては長いよ・・・

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「月光」を読む。
こーゆーミステリーは割と好物。ではあるけど、ミステリー読みたい人には勧めないし、この物語でミステリーが好きになったりはしないと思う。途中までは骨太な展開を期待したのだけれど、コナンの登場で「ライト」になっちゃったことが残念かも。主人公については恐怖心とか性欲とかもっと抉ってくれた方が、というか、男子高校生なんて性欲の塊だろうが。と思うのだけれど。
この物語の「生きるも死ぬも運試し」という投げやりな物語は、近くにいたらはた迷惑なんだけれど、割と好きなのかもしれない。
「みーまー」みたいにこの物語と同じ時間同じ街で別の話を続けてくれたら読みたいかも。

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「多摩湖さんと黄鶏くん」を読む。
多摩湖さんカワイイなぁ~
馬鹿だけど。
「電波女~」と同じ時間同じ街の「都市部」の方のお話。もしかしたら学校も同じかもしれないけれど、入間人間ワールドは順調に拡大していて喜ばしい限りデス。
作中に登場するバカップル用オリジナルカードゲームの数々は倦怠期のアナタも是非やってみれ。
ところで「月光」でも気になっていたのだけれど、今時の男子って草食~とか呼ばれているのは実は女性側の妄想にネーミングしただけで、本当は「変態紳士化」しているだけなんじゃないかと思うのデスよ。
つまり、本番より前戯を好む男が増えたってことなんじゃないか?
閑話休題。
この物語はバカップルが淡々とラヴジェンガ的なカードゲームで遊びつつ、黄鶏くんを変態紳士に覚醒させ調教していくという極普通の日常を描いた作品デス。過度な期待はしないでください。人恋しさを最適にして、お好みの酒を1本用意して読みやがれ。
嘘だけど。

追記:amazonのアフィ画像見て気づいた。学校同じじゃん。
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「小さな魔女と空飛ぶ狐」を読んだ。
魔女娘が魔法キラキラという話なんかじゃぁ無い。ぜんぜん無い。もう少し硬派。
「ピクシーワークス」の著者といえば、内容は推して知るべし。
天才科学者+飛行機モノ。
近未来的科学技術の発達しているけれど、核利用は実用化されていない世界で、第三世界の一国の領土を巡って先進国が陣取り合戦を延々と続けているという、なんとも嫌らしい設定だけれど、汚物は上手いことオブラートに包んでいるので軽く感じるところもある。
女上官からの叱責や美少女からの罵倒、百合要素も入ってるしメカもあると至れり尽くせりではあるものの、そこに武器がある場合に悪意は「道具」にあるのか「使用者」にあるのか、或いは悪意すらあるのか?と、その道具の本意を全うするための通過儀礼の存在や、そこを通過しない(或いは出来ない)人間との邂逅やら何やら、暇な学生のうちからいろいろ考えておけばいいじゃないと思わせる読み方も出来るのかも。
是非とも「夕凪の街 桜の国」を読んだ後にでもこの物語を読んでみると面白いのではないでしょうか。特に「夕凪の街」エピソード側の主人公となるミナミの最期の言葉に続く、「桜の国」とは別の流れを持つような気がしないでもないのデス。
とはいえ、夕凪成分エンプティ&失速で、恋の鞘当てに帰結するのかもしれないけれど。
ところで、気になった表現が1カ所。
P265

春が寝ぼけ眼を擦る初春の夜。澄み切った空気が月の光を地上まで鮮やかに注がせている。相変わらず寒気が支配していたが、空気の中には身に沁み込むような湿気が無く、冷気にも温もりを感じさせてくれる。

「湿気が無い」ということは潜熱が無いのだから「温もり」は感じ無いんじゃない?
肌を刺す乾いた冷気こそ僕が愛するものなのだけれど。

蛇足で今の日本之事。作中では通過儀礼をクリア出来る人間は1割程度としているけれど、最近のニュースで流れる残念な事件の多いことを鑑みるに、現代ではナチュラル・ボーン・キラーズが割合として増えているのではないかと危惧。多様性が[-purge]コマンドの効力を弱めているのは事実で、それ自体は悪いことではないと思う反面、弱まった効力に対する力はバランスを取るために必然上がるはず。しかし、そっちの方もオレンジレフトの旗の下、合わせて弱くなってないかと気にはなっているのだけれど。
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「チョコレート・ビースト」を読む。
「インディゴの夜」の続編。
相変わらず安定した振れ幅の少ない安心感に守られたぬるさは安心。
「ちょっと調子こいてお痛しちゃいました。テヘ。」といった感覚に覚えがあると思ったら、小学校の頃に読まされた「ずっこけ三人組」シリーズに似ているのかもしれない。
設定上、アンダーグランドな話題を扱っているのにも係わらず、其の事自体を軽く読ませるのは演出かもしれないけれど好みの分岐点かもしれないね。次巻モ楽シミナンダヨ。
嘘だけど。

ところで小さい犬カワイイよね。
嘘だけど。
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ライトノベルはファンタジーだ。
そして僕はファンタジーというジャンルのお話が好きだ。

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