やぶはな

Everybody Needs Somebody to Love.

出汁だし

三月の雨は冷たいからおでんが美味しゅうございます。

昆布と鰹の出汁に薄口醤油を主体に味を調えたつゆが大根に染みてて美味い。
居酒屋でタマに美味しいおでんを食べると幸せになるけれど、多くは味付けが濃かったり、練り物から生臭さまで染みてるなんてことが有ますが(そっちが好みの方が多数派かもしれないのだけれど)、自分で作る分、その辺の味を見ながら作るのは楽しい。

家おでんの具でレギュラーから外れつつあるのが「ちくわ」と「ウィンナー」。
ちくわは、出汁が十分に染みると練り物の臭みがちょっと気になる。
ウィンナーはもともと煮込んでも薄皮の所為で出汁が染みず、むしろ、皮をやぶったときに溢れる肉汁と出汁の混じり合ったときの風味を楽しむものだと思うのだけれど、出汁を上品に仕上げると肉汁と脂が強すぎてくどいかも。

代わりにレギュラーが定着しつつあるのは「もちきん」。
油揚げの油抜きを入念にしたうえで正月あまった餅を包んでやるだけなんだけど、あぶらげが出汁を大量に保持したまま柔い餅と一緒に噛みしめるとかなり幸せ。

ちくわに限らず、練り物は気を付けないと出汁が濁ったり、臭みがでるのでさつま揚げとかごぼう天もレギュラー落ちしそう。
さつま揚げについては既製品じゃなくて魚をおろして自作してみたいところではあるのだけれど、ついでに厚揚げも自分で揚げると美味しいよね~

あ、あとは香りの良い和辛子を探しにいかないと。
まだまだ冬が続いて欲しいのデス。

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