やぶはな

Everybody Needs Somebody to Love.

戦利品

先日まで新宿駅西口地下で古書市やっとった。
今回の戦利品は87点。

①柱頭装飾のイラスト集40枚セット

②【PERSPECTIVE】15世紀~19世紀までの透視図法の変遷を世紀毎に解説。描画に使っていたであろう道具類のイラストも多数あり面白い。というか、スケーリングしたらせんを手でポイントとって描くとか変態的すぎて悶絶。どんだけM何だよwww
とはいえ、そのような地道な図法の分析の先に現在の3Dモデリングがあり、その恩恵を受けまくっているアタシにとっては愛おしいばかりデス。
③【世界建築辞典】アアルトに始まりワルシャウィッキ・グレゴリーに終わる。さもありなん。

④【和英建築用語表現辞典】専門用語って所謂受験用の辞典で出てない言葉多いし、米国・英国での表現の違いや専門的な言い回しのフレーズが表記されてて便利かも。
⑤【作業教本】昭和22年発行の道具の使い方から心構えまで網羅した大工の教科書?最初の文章が素敵すぎるので引用する。

僕等は東亜の建築戦士
規律正しく元気で協力
人は一代建築末代
力惜しまず蔭日向なく
技能の上達、工夫と努力
正確は技術の基
作業場の清掃・片附、笑顔で今日も
責任を果たす仕事に狂なし
趣味・情操も技能のたすけ

モンハンやってる場合じゃ無いよ。

⑥【日本建築史序説】近年土木構造物や建築構造物の見た目が好きデス!という人多いデスが、もう一歩踏み込んでこーゆーのもカバーしてみたら世界が広がるのではないでしょうか?そして、其処と日常生活との乖離を今一度考え直してみたらまた、違った見方が良い意味でも悪い意味でもできるだろ。
⑦【伽藍が白かったとき】学生のときに課題図書で流し読みして内容なんざ覚えていなかったのだけれど、改めて読み解きたいと思っていた一冊なんだよ。先日までやっていたコンペではもろにCIAMの思想が残っている要項に苦笑しながらも、その未だ輝き続ける思想と、其処に超えられない壁を感じる現代の設計のあり方を再考したいのデス。学生に戻って四六時中そんな事を考え続ける日々が欲しいなぁ・・・誰かアタシを養ってくれる女の子は落ちてないかしら?
ところでこの本は現在岩波文庫で装丁等新しくなって¥945だった。
新品買った方が安いじゃないか・・・
ちなみに前エントリーの「建築」は別口。

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