久々に痺れる小説に出逢いました。
昨年2009年12月に創刊したばかりのメディアワークス文庫第1弾で出てきた野﨑まど著の「[映]アムリタ」。
買いっぱなしで半年1年半以上放置していた自分が恥ずかしいデス。
メディアワークス文庫はインクルード電撃文庫で、ライトノベルのターゲットよりは少し年齢層上に向けた「挿絵無し」の作品群という位置付け。
正直なところ、ラノベでも所謂「文学小説」との境界というか言葉の魔力に差違を感じ無い作品も増えてきている中での立ち位置というか、棲み分けの必要も「消費者」としては感じ無いのだけれど。
で、今回読んだ[映]アムリタは芸大生が自主制作映画を撮るという話。
以上。
なんだけれど、本の厚みの4割を過ぎる頃からおかしな方向へ転がっていき・・・
ちなみに僕の好きな映画は「スティング」とか「SAW」とか「カリガリ博士」とかデス。
つまり、この小説はそーゆー話で、アタシの心にストライク。
いいから嫁。
ところで、ラノベでは割と時事に即したサブカルネタが割と引用されている事が多いのだけれど、この物語では「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」とかを引用している部分があって、そゆところも壺でした。
2011-06-08