やぶはな

Everybody Needs Somebody to Love.

世代抗体


黒ナノを買う。
相変わらず作りがチャチナノ。

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週一で平日の昼間から図書館に篭れる幸せ。
古書で探し回ってもどうしても手に入れられないまま10年以上経ってしまったクリスチャン・ノルベルク=シュルツの怪書【ゲニウス・ロキ】を1章/週ずつ読み進めているのデス。
「ゲニウス・ロキ」は日本語で「地霊」と訳される事が多いのだけれど、その土地がもつ場の雰囲気や空間的な秩序が時間とともに変化していく様も含めており、「住まう」という行為は「地霊」との調和をもって成されなければならないとか何とか。
具体的にそういうモノが存在としてある訳ではなく、宗教と哲学の引用過多で難解な表現が多く読むのに時間がかかるのだけれど、教えられる事柄も多く、刺激的なテキストなのデス。
再販を強く希望するのデス。
ところで「ゲニウス・ロキ≒地霊」としてしまった人は【東京の地霊】を著した鈴木博之氏らしい。
私にシュルツのゲニウス・ロキを強く意識させたのは師の一人であるランドスケープアーキテクト(今は宝塚のコスプレをするオバハンになってしまわれたが・・・)の影響なんだけれど、ことあるたびに引用してくる訳よ。でも、面白いことにその人の実際に設計手法は鈴木氏の唱えるものに近いwその土地がもつ歴史や物語に目を向け意匠に昇華させていくものでした。
その辺の意識の違いをテーマにしてみるのも面白そうデスが、いずれにせよ学べる幸せを噛みしめております。

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当時の学長、今の理事長のお姿を拝見した。
相変わらず背筋がピンと伸びておりましたが、高齢故か歩みに老いが見えましたとさ。

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