12月の本ゲル係数がやう゛ぁい。
福沢諭吉先生でフットサルチーム作れるwww
今のうちから領収書整理しとかんとwww
左側:貴志雅樹ほか「建築設計製図 住吉の長屋・屋久島の家・東大阪の家に学ぶ」
貴志氏は安藤事務所出身で住吉の長屋を担当していたらしい。
学生向けの教科書という体裁で分かり易いのと、原図が見れるので買い。
とはいえ、やはり安藤忠雄の芸風はアタシの好みじゃないし、改めて図面を見れば見るほど「そんなに良いか?」という疑問が尽きないのデス(※私見)。
また、屋久島の家については、平屋木造で中央にテラスを配置するプランは、アントニン・レーモンドの笄町の自邸、あるいは、それを模した旧井上房一朗自邸のほうが洗練されていると思うのデス。
原図が掲載されていることから資料としては良い書デス。
右側:土木学会「HANDS+EYES」
結構前にJR新宿駅西口地下のイベント広場で展示してたやつを本にまとめたもの。
港湾、橋梁、トンネル等々の明治から昭和にかけての大規模プロジェクトの紹介で見応えあるのに650円は安い!
土木学会は良い仕事しまっせwww
勝鬨橋の図面や施工写真とか鼻血でるぜぇぇw
やはり、都市の基盤として治水と交通インフラの整備の重要性パないデス。
左側:ジラルデッリ青木美由紀「明治の建築家伊東忠太オスマン帝国をゆく」
妖怪博士伊東忠太が100年以上前に中国から印度をうろちょろし、中近東に上陸、スーパーエレビアンになって欧州に殴り込み、ノリで渡米して太平洋を渡って帰国する約1,200日弱の旅路のうち、イスラム建築に妖気アンテナビンビンだった話を纏め取る。
正月はコレ読むぜぇ~超読むぜぇ~
イトチューの「阿修羅帖」は国会図書館のデジタルアーカイブにて公開されてるので、当時の野帳と合わせて読み進めると面白いっだろうなぁ~
右側:小林澄夫「左官読本」
薄い本だけど、コテと漆喰のウケ・セメとかのカップリングの話では断じて否!!!腐ったら即行処分なさいませ。
まじめな話、これまでの「オレの作品ドヤ!」という左官の話ではなく、科学的な客観データと淡々と技術の継承を促す姿勢は良書かと。薄いし高いけど。
特に第2号の漆喰特集は興奮するぜぇ~
石川県鶴来町の土蔵の変形なまこ壁がすげい。左官なのにテキスタイル的。現物観たい。
なまこ壁作りたい。
「吉村順三設計図集」は原図のみで構成。軽井沢山荘では構造図なんかも入っててすんごい。とはいえ、ごっつい図面集買ったばかりで、そこにもほぼ同じ物があったのだけれど・・・orz
「世界建築設計図集6 前川国男|東京文化会館」上野の東京文化会館の図面ががっつり。本当は構造図もほしいけど・・・
「新建築1961年6号東京文化会館特集」レーモンドがノリノリでコメント寄稿しててワロス「ブラボー!」じゃねぇよwwwという反面、大高正人氏が同紙にて「『コルビュジェの影響が強すぎる』とポール・ルドルフとかが言ってるんだぜ」と大物を引き合いに出しながらやんわり批判してるとことか面白いデス。
「建築 1970.2 第一工房1960-1970」第一工房の図面を探しているのデスが、なかなか見つからにゃい・・・高橋青光一(たかはしていいち)氏のディテールは勉強になるのだけれど資料が少ないのデスぅ・・・
最近仕事柄気になっているのだけれど、テロを警戒して現存する建物図面を公開しない方針にちょくちょく出逢います。
言ってることは理解できるけど、数年まえの中国に図面を外注しまくっていたゼネコンやそれを推奨してた銀行屋とか政治家とか、まずは反省しろ馬鹿野郎と思うけど、口にはしません。
確かに、図面をみればどこから攻めればいいか解るもの。
ところで、フィクションでありがちな「ダクト内部を移動する」みたいなダイハード的シチュエーションあり得ないからwww
2015-12-30