やぶはな

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【谷川岳 2019】ナイトハイクのすすぬ&西黒尾根ヤヴァイ編

※ナイトハイクは道迷いや転倒のリスクが上がります。自己責任とはいえ十分に気を付けて、GPSによる現在位置確認をこまめに行う、ヘッドライトの電源に予備を持って行く、いつもよりゆっくり歩く等々の慎重な行動を心がけて安全な山行をお楽しみくださいませ。

ナイトハイクのすすぬ

 2:41にスタート。当然真っ暗。タマに月が見きれる。ロープウェイ駅の少し上に登山指導センターがあり、ここも仮眠可能ということで覗いてみるとお一方寝袋で寝ていた。無理に車中泊なんぞしないでこっちで仮眠すれば良かったかも。
 登山指導センターのHPでは建物前の「湧き水枯渇」と書いてあったけどじゃんじゃん流れてた。その先にある西黒尾根登山道入口から20分くらいは前日までの雨の影響か登山道が沢になってた。

 キャップを被るとヘッドライトが足下を照らさないためキャップは脱ぐ。真っ暗だし周囲は樹しか無いし、虫や鳥の声も無く、気温は低いけど湿度高くてすげい不気味。時折首筋だけ酷く寒気がしたり、ベンチのように折れ曲がった幹になにか居そうだったりと結構怖ぇぇぇw
 よく考えなくても丑の刻スタートを死者の多いで有名な谷川岳でソロナイトハイクしてしまうのはやべぇぇぇw

仙ノ倉山でもみかけた花(名前は知らない)

 うなじが不自然にヒンヤリは何度かしたけど、上着がパタゴニアのキャプリーン・クール・デイリー・フーディだったからフードをうなじに巻く感じで対処可能。残念ながら写真にそれっぽいナニは映って無いし、アレな人影や気配、音声等は一切ありませんでした。あ、深夜の山歩きは普通に怖いDEATHぜwww

らくだの背手前の鎖場。

 西黒尾根のラクダの背の手前までは見通しは無く、ややきつめの傾斜の土と根、若干石という登山道が続く。割と歩きやすく「日本三大急登とか言われてるのに余裕」とか考えてしまいすみませんでした。

日の出時刻 05:07頃

 日の出時刻と西黒尾根ラクダの背手前に最初の鎖場があり、そこを登ると視界が開けて気持ち良いが夜明け前のためほとんど何も見えず。そこから岩場を登っていくと日の出時刻(5:07頃)となり「アレ?ヤベーところ登って無いか??」と気づくw

左上のぴょこんと飛び出してるのがザンゲ岩(だと思う)

 その先にあるザンゲ岩まで地図上の距離は短いのだけれど、ほぼ岩登りのため時間がかかる。要注意情報として「西黒尾根は下山に不向き」と聞いていたけどその通りなのでご注意ください。

赤色の稜線がほぼ西黒尾根の登山道(トマの耳から見たところ)

 昨年の9月に楽天の社長がグループ会社の役員120人+取材陣を集めて西黒尾根を(毎年?)登ったらしいけど、その人数で歩くって普通に迷惑じゃね?
楽天の幹部はなぜ「死の山」に挑むのか? 120人登山に密着

主脈方面(最奥は仙ノ倉山・平標山)
上 06:19
下 06:39
わずか20分で雲が切れていくのデス

 初見&ナイトハイク&予想外の岩場でゆっくり登ったため谷川岳のピークであるオキの耳へは6:40頃到着。ロープウェイ駅駐車場をスタートして4時間丁度。流石にすれ違う人は居なかったけど、西黒尾根を振り返ると数人のトレラン装備の人が見えた。

20190824_谷川岳 – Spherical Image – RICOH THETA

 頂上でおにぎりを喰いながら休憩してると雲が切れて良い眺めじゃ。下山は天神尾根ルートからロープウェイに乗る予定。8:00頃にはロープウェイが運転開始するため登ってくる人で混雑が予想されるので7:30頃に肩ノ小屋から天神尾根方面に下山開始。実際には熊穴沢避難小屋あたりで登山者が行列になっていたので8:00より早くにロープウェイは運行開始していたみたい。
 天神平のロープウェイ乗り場は8:40頃に到着。下山は早い。約7.8km、6時間(休憩30分含む。標準コースタイムは7時間15分)
下りのゴンドラに独り乗り込み麓のベースプラザに9:00頃到着。

 温泉は10:00開店のためベースプラザの食堂でカロリーを補給すべくカツカレーを喰う。食堂のお姉さんが親切でカレーも美味か。

 二年前は天気悪いし登山道が渋滞するしで谷川岳の良いところを体感できなかったのだけれど、今回のソロトレッキングはかなり美味しいところを堪能させて頂きました。ルートにもよりますが、西黒尾根を登るのであれば理想的なのは、登山指導センターで仮眠し、らくだの背到着と日の出時刻を合わせて登山開始(たぶん2~3時くらいスタート。らくだの背まではほとんど展望無いので暗くても問題無し)。人の居ない7時前後にオキの耳で朝食をとり、その後は縦走に赴くなり、混雑を避けて下山したりというのはとても快適デス。天気次第ではありますが。

 ちょっと今回のトレッキングで谷川岳を好きになりました。これからも折を見て歩きたいのデス。

今回は縦走を視野に入れて登山靴でした。

次回「温泉編」へ続く。

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